カメラトラップによる野生動物モニタリング「Snapshot Japan 2024」参加サイト募集
JBONのカメラトラップ実行チームの活動の一環として、カメラトラップによる野生動物の共同モニタリングプロジェクトSnapshot Japanを実施します。現在、参加していただけるモニタリングサイトを公募しています。
Snapshot Japanの詳細や申し込みについてはSnapshot Japan公式サイトをご確認ください。
(https://www.nies.go.jp/biology/snapshot_japan/index.html)
趣旨
Snapshot Japanは自動撮影カメラ(カメラトラップ)を用いて、世界中で同じ設置方法で野生動物のモニタリングを行う参加型イニシアチブSnapshot Globalの日本版です。Snapshot Japanの目的は以下の3つです。
- 野生動物の多様性保全並びに持続的な利用や人間との軋轢の軽減を評価するためのグローバルトレンド評価に向けた基盤情報を社会に提供する
- 様々な環境変化に対する野生動物の応答の解明に広く利用可能な質の高いデータを得る
- シチズンサイエンスとしてのカメラトラップの普及を図るとともに得られたデータや映像情報の教育利用を促進する
昨年度は試行的に複数の協力サイトでのモニタリングを行いました。今年度からはモニタリングサイトを広く募集し、より多くのサイトでのモニタリングを行いたいと考えています。モニタリングサイトの募集に伴い、数量限定ではありますがカメラトラップなどの機材の貸し出しも予定しています。
実施手順
今年度のSnapshot Japanの主な実施手順は以下の通りです。
カメラトラップ稼働期間:2024年9月1日―2024年10月31日
(期間の前後2週間を猶予期間として設定しています)
プロトコルの概要:
参加者はモニタリングを実施する空間範囲(サイト)を選び、その範囲に8か所以上の地点を設定し、それぞれの地点に1台のカメラトラップを設置してください。なお、カメラ間の距離は200mから5kmの範囲に収まる必要があります。
回収したデータはカメラトラップデータのクラウド共有サイトWildlife Insights (https://www.wildlifeinsights.org/)にアップロードし、各画像に対して出現した種名と個体数のタグ付けをお願いします(タグ付けの目安は2024年内)。
モニタリング実施要件の詳細についてはSnapshot Japan公式サイトをご覧ください。(https://www.nies.go.jp/biology/snapshot_japan/protocol.html)
参加方法
参加申し込み:こちらのページ(https://www.nies.go.jp/biology/snapshot_japan/join_contact.html)からお申し込みください
参加登録申込締切:7月15日(月)
カメラ貸し出し希望申請締切:6月12日(水)
*カメラ貸し出し希望申請と参加申込の締め切り日が異なっていますのでご注意ください。
問い合わせ先
スナップショット・ジャパン事務局
snapshotjapan_pc@nies.go.jp