J-BON

Japanese Biodiversity Observation Network(日本生物多様性観測ネットワーク)

J-BON設立趣意書

2014年9月更新

2010年10月に生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)が開催され、生物多様性保全に向けた20の目標(愛知ターゲット)が定められ ました。また、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)が立ち上がり、生物多様性や生態系サービスの評価の必要性が高まっています。

国際的には、GEO(地球観測政府間会合)の下に、GEO BON (GEO Biodiversity Observation Network)が組織され、世界各地で進められている生態系・生物多様性モニタリングを統合する計画が始動しました。アジア太平洋域においては、AP-BON (Asia-Pacific Biodiversity Observation Network)が立ち上がっています。わが国は、GEOおよび GEOSS(GEOが推進する地球観測システム)の提唱国として、GEOSS Asia-Pacific Symposiumを開催し、GEOSSが対象とする9つの社会的利益領域(災害・健康・エネルギー・気候・農業・生態系・生物多様性・水・天候)での研 究の組織化を進めてきました。

しかし、生態系・生物多様性領域の研究の組織化は、災害や気候などの領域に比べて遅れているのが実情です。GEO BONが組織されたことを受けて、生態系・生物多様性領域での研究をより組織的に推進することが緊急課題となっています。

こうした状況を受け、生態系・生物多様性の観測(地上観測と衛星観測)に関する国内のネットワーク(J-BON; Japanese Biodiversity Observation Network)を設立しました。J-BONは、国内の生態系・生物多様性の研究の推進、観測のネットワーク化、データベースの構築等を通じて、AP-BONやGEO BONと協力して生態系・生物多様性の観測の推進に貢献することを目的としています。